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2011年8月22日
テーマ別実践ガイド第1回「社会的価値を測る」を公開
<s_003>芝原 亜季
多くのCSR担当者が、自社のCSRの取り組みについて、社内外に説明していくかについて、悩ましく思っているのではないでしょうか?

「CSRの取り組みによって社会に大きな価値をもたらした」、「積極的なCSR活動によって、わが社の企業価値が上がった」など、さまざまな説明や説得に苦心されているとのことを耳にします。

こうした悩みの解決の万策を見つけるのは容易ではありませんが、ひとつの試みとして、「CSRの取り組みが生み出した『価値』を測定する」というアプローチが考えられます。


現在、欧米を中心に、自社が投入したヒト・モノ・カネなどのリソースが、どのような価値を生み出したのかについての効果測定や定量化の試みや研究が進められています。

CSRの取り組みの重要なのポイントとして、「様々なステークホルダーに説明責任を果たしていくこと」、そして「CSRの取り組みや活動を継続していくこと」があります。様々な価値観をもつ社内外のステークホルダーに、自社のCSR活動の意義を説得ていく作業は、容易ではありません。しかし、その作業なくしてはCSRは自社の都合の良い時だけ行うものになりかねず、本質的なサステナビリティへの貢献には程遠いものとなってしまうでしょう。

CSRの取り組みが生み出した価値を多様なステークホルダーに説明していくには、その成果について客観的な根拠を持つことが、一つの打開策になるのではないでしょうか?

CSRコンパスのテーマ別実践ガイド「社会的価値を測る」では、CSRの取り組みが生み出した成果を定量的に可視化する手法を紹介しています。いかに有効に自社のリソースを活用するか、どのような社会的な価値を生み出したのかを、SROI(Social Return on Investment)の考え方を基に、CSRコンパスでオリジナル開発したものです。ぜひ一度、その手法を試してみてください。
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